就職氷河期世代とは?就職氷河期世代にデメリットはあるの?

転職まだ迷い中
就職氷河期って何?

就職氷河期という言葉は聞いたことがあるけど、それがいつの世代のことなのか、

その世代の年齢が何歳で、自分は該当しているのか?など言葉を具体的には知らないという人が多いのではないでしょうか。そして「氷河期世代ってデメリットなの?」と考える人も多いですよね。

就職・転職の専門相談員、キャリアコンサルト歴15年のれもんが、

今回もサラリと回答していきますー。

「氷河期世代とは?!」

就職氷河期世代は、バブル経済崩壊後の雇用環境が厳しい時期である平成5年(1993年)~

平成16年(2004年)頃に就職活動を行っていた人の事を指します。

現在の年齢だと30代後半〜50代前半の方ですね。

1990年のバブル崩壊がきっかけで景気が大幅に悪化し、バブル期に採用を促進しすぎていた企業が、一斉に採用数を絞ったことが原因と言われています。その結果、新卒で就職できない学生が増加した時期があり、その頃に就職活動をしていた世代を氷河期世代と呼びます。

「氷河期世代のデメリットはあるの?」

結論から言うと、自分が就職氷河期世代だからといって現在のデメリットはありません。

もちろん、氷河期当時はデメリットがあったと思いますし、それを期に新卒での就職の機会を逃してしまったことが現在まで影響しているとすればデメリットかもしれませんが、

過去に新卒で就職しなかったことを面接で尋ねられた際に「氷河期世代で、就職を希望して活動をしましたが、内定を得ることができませんでした」など理由を述べるときに使える言葉ではあります。

ただ、現在の採用の場面で「氷河期世代だったかどうか」という事の確認は勿論ありませんし、

氷河期世代が何年~何年までだったのかを具体的に答えらえるのって、公的機関等で雇用に関わる仕事をしている方や氷河期世代の支援をされている方くらいではないでしょうか。

氷河期世代後にも、リーマンショック後の不景気やコロナ禍時期など、新卒採用の低迷期は他にもありますからね。

余談として、、

私れもんもこの氷河期世代に属するのですが、当時は氷河期には全く気が付かないまま就職活動を行いましたし、遅くも早くもない時期に新卒として就職しました。当時の同じ学校の友人やアルバイト先の他校の友人含めて、「自ら就職を選択しなかった人」はいましたが、「就職活動をしたのに就職ができなかった人」は居なかったので、この「就職氷河期」という言葉を後々聞いた時はあまりピンと来なかったな、というのが当事者としての感想でした。

ただこれは、れもんが当時住んでいた地域・就職をした会社は都心でしたので、地方在住の方は企業が景気悪化の影響を大きくうけたため就職の機会を逃してしまう方は実際に多く、就職氷河期が起こっていたようです。当時の社会構造的にも新卒一括採用が主流でしたので、新卒で就職できなかった時の余波は今よりも大きかったのは確かです。

データを見てもその状況は明らかで、厚生労働省が発表しているデータからすると

就職氷河期の学生の就職率は、大卒が69.7%、高卒が70.9%、

2022年3月卒業生の就職率は、大卒が95.8%、高卒の就職率は99.2% です。

このデータから見ても、今の方が圧倒的に就職しやすい状況なのです!

※厚生労働省「令和4年3月大学等卒業者の就職状況」「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況(1p)」より

以上です。

みなさんが次の新たなステージに立つための就職・転職活動、応援しています!

 

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