この記事を読んでいる方の中には、
退職を考え始めた方。退職をして、転職活動をしている方。がいらっしゃると思います。
就職・転職の専門相談員、キャリアコンサルト歴15年のれもんが、今回もさらっと解決していきますー。
転職活動の準備をする中で、今後受けていく面接試験で「前職の退職理由を教えてください」という質問についてどう回答するか?を考えますよね。
退職理由の話し方ですが、退職に至ったホンネをそのまま話す方と、事実とは異なる理由を作って話す方に大きく分かれます。
わたしがお勧めするのは、「ホンネと建て前の中間を目指すこと」が望ましいと思っています。
その理由としては、
- ホンネをそのまま話すと他責的に聞こえる(分かりやすく言うと、悪口に聞こえる)
- 建て前を話すと納得感ある理由に聞こえづらい事がある
- ホンネの中に「自分が会社を選ぶ」にあたって大切な価値観・項目が入っている可能性があり、その大切な価値観・項目が次の転職先ではクリアされていないと、また同じ理由で退職してしまう事にもつながるため。
わたしとしては、特に③が大切だと思っているのです。
転職活動で会社を探すとき、
「前職で辞めた時の理由を新たな会社で繰り返さない」ということはとても大切なのです!
例えば、、、
前職を「残業や休日出勤が多くて辞めた」という場合に、次の会社では「残業量と休日出勤の有無」「繁忙期」を確認する。
前職を「人間関係が原因で辞めた」という場合に、次の会社では「同じ部署で働く人の人数や年齢層」「今回の人員募集の背景」「社内の雰囲気」を確認する。
というように、前回自分が会社を辞めた理由の原因となった就労条件や働く環境が自分の求めるものに近いのかという確認することを強くお勧めします。
ここを曖昧にしてしまうと、入社してからまた同じ原因について悩んだり、苦しんだりすることに繋がるからです。
面接や採用担当とのやり取りの中で、
「条件について聞く事は失礼では?」
「そんな事を質問すると神経質な人だと思われて不採用になりそう」
という自分を大切にすることを棚に上げてしまって、まだ働くかどうかも決まっていない会社の採用担当者に気を遣いすぎる方、残念ながらとても多いのです。
でも、採用担当者からすると、条件面や仕事内容や環境について質問を受けるのは日常茶飯事の事で、その条件面で折り合いがつかないこともよくよくある事で、そういう質問への対応には慣れていますので、応募側が気を遣うほど「こんな事聞いてしまっていいのかな」と過度に心配する必要はないのです。
そういう事に気を使ってしまう応募者の方は、実直で優しい方が多いのですよね。
そんな方だからこそ、新しいステージでイキイキと働くためには、自分がどのような条件で、どのような環境で働くのか、をぜひ積極的に確認して欲しいと強く思ってしまうのです。
今の時代、会社は終身雇用を約束はしてくれません。
働く自分を守れるのは自分しか居ないのです。
少し先の働く自分がよりイキイキと、充実して、長く働きつづける事ができるように!
今の入社前の自分、頑張りましょう!
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